クラスTシャツの納品トラブルに要注意!
体育祭や学園祭・文化祭で多くの学校で作製する「クラスTシャツ」。
近年、そんなクラスTシャツ作製において、納品トラブルが起こるケースが増えてきています。
新聞などでも取り上げられることもあり、クラTトラブルに関しては、消費者庁や国民生活センターも注意喚起を行っています。
消費者庁:高等学校等のイベントでの使用を目的として注文されるクラスTシャツ等について、納品の遅延を発生させている事業者に関する注意喚起(2022年10月27日)
国民生活センター:体育祭・文化祭の当日になっても届かない!?“クラT”トラブルに注意(2025年6月4日)
本ページでは年間約14,500校の学校様とお取引をしているアスフィール(クラコンシェル)が、実際に起きた事例や、トラブルを防ぐポイントをお伝えします。
生徒様のかけがえのない時間がトラブルに巻き込まることのないよう、この記事が少しでも皆様のお役に立てると嬉しいです。
実際の事例
クラTの納品トラブルは実際に下記のような事例があげられます。
・文化祭に間に合うと言われてSNSから注文したが、文化祭に間に合わず後から届いた。
・クラスTシャツをSNSから注文し先払いしたが商品が届かない。業者と連絡が取れず返金されない
・注文した商品が海外の税関で没収されてしまった。デザインに含まれていた企業ロゴマークが著作権違反だったことが原因だが、使用したデザインは注文した企業が提供するテンプレートだった。
トラブルを防ぐための業者選びのポイント
それでは、トラブルを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。業者選定のポイントをお伝えいたします。
①業者とのやり取りがSNSのみの場合は注意しましょう
LINEや、SNSのメッセージでのやりとりは慣れていて楽ですが、
ブロックされるとその後の連絡手段がなくなってしまいます。
SNS以外の連絡先が明記されている業者を選ぶことで、複数の連絡手段を確保することができ、
いざというときに「連絡が取れなくなってしまった!」というリスクを回避することができます。
②必ず企業名、住所、電話番号が明記されている業者を選びましょう
カタログやWEBサイトから注文すると思いますが、安心できる業者かわからない時は
「企業名、住所、電話番号」が明記されているか確認しましょう。
業者によっては、番地がわからず住所が不完全だったり、企業名がわからなかったりする場合もあります。
連絡先が明確であることは業者選定の重要ポイントになります。
③支払い方法が先払い(前入金)のみの業者には注意しましょう
商品が使用日に間に合わず返金してほしくても、使用日を過ぎた後に納品されれば
業者としては注文商品をお届けしているので、返金対応をしてくれるとは限りません。
後払いや代金引換など商品が届いたことを確認した後に支払いをすることでリスク回避になります。
④注文前に業者のキャンセルに関する規約を確認しましょう
安易にキャンセルできる、返品できると思っていても、実際には手配が進んでおり
キャンセル料がかかることは往々にしてあります。
注文時の注意事項や、キャンセルや返品についての規定を確認しましょう。
⑤業者が提供するテンプレートであっても、企業ロゴやパロディデザインには注意しましょう
業者が提供するテンプレートで注文したのに、トラブルになるケースも実際に発生しています。
業者が提供しているからと言って著作権違反にならないとは限りません。
お客様自身も法的意識を持ち、安易にパロディデザインを使用しないことでお客様自身を守ることにつながります。
最後に
クラT作製において、トラブルに巻き込まれないためのポイントをお伝えしました。
体育祭や学園祭は思い出に残る大切な学校行事のひとつです。思い入れのあるTシャツを作製する際に、悲しい思いをしないように業者選定には気を配りましょう。
業者を選定する際には、先生など大人に確認してもらってから注文すること、不安を感じることがあればすぐに相談することを心がけましょう。
弊社では、企業ロゴやパロディデザインについての意識を高くもっており、テンプレートとしても掲載はしておりません。
また、プリント作業は日本国内で行っているため税関トラブルなどは起こり得ず、
支払い方法についても学校様からのご注文には基本的に後払いで対応しております。
多くのお客様からも信頼のお声をお寄せいただいておりますが、
これからも学校様から安心してご注文いただけるように努めてまいります。